「後継者がいない」をチャンスに変える。M&Aで工場を買収し、補助金でフルリノベする最短ルート

~新築より圧倒的に安く、早い。「居抜き再生」という食品工場の新しい勝ち筋~
「新工場を建てたいが、建築費が坪150万円を超えて手が出ない」 「土地が見つからない。開発許可だけで2年かかると言われた」
事業拡大を狙う食品メーカー経営者にとって、今の建設市況はあまりに過酷です。しかし、視点を少し変えるだけで、この壁を突破できるルートがあります。
それは、「後継者不足で廃業しようとしている同業者の工場を買収(M&A)し、補助金を使ってフルリノベする」という戦略です。
今、食品業界は大廃業時代を迎えています。「黒字だけど後継者がいない」という理由だけで、設備の整った工場がタダ同然でたたまれようとしています。これを活用しない手はありません。今回は、M&Aと補助金を組み合わせた「工場の居抜き再生術」を解説します。
なぜ「新築」ではなく「買収」なのか?
メリットは「安さ」と「スピード」です。
コスト:新築の半分以下に抑えられる
基礎、鉄骨、外壁、電気の引き込み……これらをゼロから作ると数億円かかりますが、既存工場ならそこは「ゼロ円」です。内外装と機械を入れ替えるだけで済むため、総投資額を新築の半分以下に抑えられます。
スピード:数ヶ月で稼働可能
新築の場合、土地探しから稼働まで2〜3年はザラです。しかし、既存工場なら契約後、改修工事の数ヶ月だけで稼働できます。このスピード感は、変化の激しい食品業界で大きな武器になります。
M&Aにかかる費用は「事業承継・引継ぎ補助金」で賄う
「M&Aなんて大手の話だろう? 仲介手数料が高いのでは?」
そう思われるかもしれません。そこで使えるのが「事業承継・引継ぎ補助金(専門家活用型)」です。
補助金の詳細
- 対象経費: M&A仲介会社への手数料、デューデリジェンス(買収監査)費用、登記費用など。
- 補助金額: 最大600万円(補助率1/2〜2/3)。
これにより、買収にかかる初期コスト(FA費用など)を大幅に圧縮できます。国も「黒字廃業を防ぎたい」と必死なので、この補助金は比較的使い勝手が良く設計されています。
買った後の改修は「新事業進出・HACCP・ものづくり」の合わせ技
ここからがアカネサスの真骨頂です。
安く買った工場は、たいていボロボロで、そのままでは今の衛生基準(HACCP)に適合しません。そこで、買収と同時に「大型補助金」を申請し、国のお金でリノベーションを行います。
パターンA:事業をガラッと変えるなら
「中小企業新事業進出補助金」または「中小企業成長加速化補助金」を活用します。
かつての事業再構築補助金の後継・発展版です。「買収した和菓子工場を、冷凍スイーツ専用工場に作り変える」といった大胆な新分野展開には、建物改修費まで含めた大型予算がつきます。
※特にM&Aを伴う場合、投資規模が大きくなりやすいため、上限額の大きい「成長加速化補助金」への挑戦権も生まれます。
パターンB:輸出を目指すなら
農水省の「HACCPハード事業」です。
古い工場の床・壁・天井を全て剥がし、海外輸出レベルの衛生環境へ作り変える費用(最大5億円)を狙います。賃上げ要件が緩やかなのも魅力です。
パターンC:生産ラインを刷新するなら
王道の「ものづくり補助金」です。
居抜き工場のインフラ(建物)を活かしつつ、中身の機械を最新の自動化ラインに入れ替えます。
4. 注意点:「ババを引かない」ための目利き力
ただし、M&Aにはリスクもあります。
「安く買えたと思ったら、排水処理設備が壊れていた」 「地盤沈下していた」 「違法建築だった」
など、後から致命的な欠陥が見つかるケースです。
一般的なM&A仲介会社の限界
一般的なM&A仲介会社は「財務(決算書)」のプロですが、「食品工場の建物・設備」のプロではありません。彼らは工場の床下の配管が腐っているかどうかまでは分かりません。
食品工場専門家によるデューデリジェンスが必須
だからこそ、「食品工場の設計がわかる人間」がデューデリジェンス(事前調査)に入る必要があります。
「この工場は、あと3,000万円かければHACCP対応になる」 「この工場は、排水設備が全損だから買ってはいけない」
このジャッジができるのが、弊社の強みです。
結論:M&A×補助金×リノベ=最強の投資効率
「後継者がいない」と嘆く同業者を救済し、自社は格安で拠点を手に入れ、補助金でピカピカにする。
これは「三方よし」の戦略です。
株式会社アカネサスのワンストップ支援
株式会社アカネサスは、M&Aの仲介だけでなく、「その工場を買った後、どう直せばいくらで稼働できるか」という設計・収支計画までワンストップで描けます。
こんな経営者様はご相談ください
- 「近くに売りに出ている工場がある」
- 「M&Aに興味があるが、ボロ工場を掴まされないか不安だ」
そんな社長様は、ハンコを押す前に一度ご相談ください。その工場が「宝の山」か「負動産」か、プロの目で診断いたします。
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✍️ この記事を書いた人
北條竜太郎|株式会社アカネサス 代表取締役
老舗どら焼きメーカー・茜丸を再建(22億円の債務を15年で完済)した経験から、
食品メーカー向けコンサルティング会社を設立。
補助金申請・工場設計・システム開発で食品製造業の成長を支援。
【会社実績】
・支援プロジェクト総事業費:363億円
・補助金採択額:126.5億円
・北海道から沖縄まで全国対応
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